0001きつねうどん ★2021/12/27(月) 12:04:44.42ID:CAP_USER
https://www.koreaworldtimes.com/jp/kwtp/wp-content/uploads/2021/12/KWT211226_01-648x400.jpg
特赦が決まった朴槿恵前大統領 出典 Korea.net [Public domain], via Wikimedia Commons
文大統領、朴槿恵前大統領の特赦を決定
クリスマスイブの12月24日、韓国政府は服役中の朴槿恵(パク・クネ)前大統領の特赦を発表した。
現在、病気治療のため、サムスンソウル病院に入院していた朴氏にとっては、思わぬクリスマスプレゼントとなった。
朴槿恵前大統領は、在任中の2017年3月31日に拘束、収監されて以来、約4年9か月を獄中で過ごしている。朴氏は、親友に国家の機密情報を漏えいした、いわゆる「国政介入事件」などで懲役22年の刑が確定していた。
朴氏の服役期間は、全斗煥(チョン・ドファン)、盧泰愚(ノ・テウ)元大統領らの2倍以上にもなる。
「国民統合と和合のため」とは言うが…
特別恩赦(特赦)は、法務省が審査し閣議決定を経て大統領が決裁する。
法務省では、12月20、21日に赦免審査委員会を開いて、新年の特別恩赦対象者を審議したが、東亜日報によれば、その時点で対象者リストに朴前大統領は含まれていなかった。したがって、今回の特赦は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領直々の決定とみられる。
文大統領は特赦発表に際し、「赦免が考えの違いや賛否を超え、統合と和合、新時代の幕開けのきっかけになることを望む」と述べた。一方、朴氏は代理人を通して「文大統領と政府に深い謝意を表する」とコメントした。
朴槿恵氏の赦免・仮釈放は、これまでも度々話題に上ったが、「ろうそく革命に対する裏切りだ」との反発が強く実現しなかった。
韓国歴代大統領の悲惨な末路
韓国では、歴代大統領の多くが悲惨な末路を辿ってきた。
初代大統領李承晩(イ・スンマン)は、失脚後米国に亡命。朴正煕(パク・チョンヒ)は部下によって暗殺された。全斗煥、盧泰愚は、光州事件と不正蓄財で断罪され収監された。文大統領が慕っていた盧武鉉(ノ・ムヒョン)もまた収賄疑惑で捜査を受け、逮捕の直前に自ら命を絶った。続く李明博(イ・ミョンバク)も収賄などの罪で起訴され、2020年に刑が確定、現在服役中である。
なお、今回の特赦で李明博氏は、対象に含まれなかった。
李政権下で盧武鉉氏が自殺に追い込まれたことに対する恨みがまだ消えていないからであろう。
https://www.koreaworldtimes.com/jp/kwtp/wp-content/uploads/2021/12/KWT211226_02-601x400.jpg
カマラ・ハリス米国副大統領と歩きながら談笑する文在寅大統領 出典 ホワイトハウス
李在明への援護射撃が真の狙いか
文大統領がこのタイミングで特赦の決断をした思惑については、様々な憶測がある。
1つは、獄中の政敵に対する温情を見せることで、南北外交の不調や「K防疫」の失敗で下降気味の支持率を回復させようという思惑である。
もっと大きいのは、2か月半後に迫った次期大統領選挙の与党側候補、李在明(イ・ジェミョン)氏への援護射撃だ。
特赦が決まった朴槿恵前大統領 出典 Korea.net [Public domain], via Wikimedia Commons
文大統領、朴槿恵前大統領の特赦を決定
クリスマスイブの12月24日、韓国政府は服役中の朴槿恵(パク・クネ)前大統領の特赦を発表した。
現在、病気治療のため、サムスンソウル病院に入院していた朴氏にとっては、思わぬクリスマスプレゼントとなった。
朴槿恵前大統領は、在任中の2017年3月31日に拘束、収監されて以来、約4年9か月を獄中で過ごしている。朴氏は、親友に国家の機密情報を漏えいした、いわゆる「国政介入事件」などで懲役22年の刑が確定していた。
朴氏の服役期間は、全斗煥(チョン・ドファン)、盧泰愚(ノ・テウ)元大統領らの2倍以上にもなる。
「国民統合と和合のため」とは言うが…
特別恩赦(特赦)は、法務省が審査し閣議決定を経て大統領が決裁する。
法務省では、12月20、21日に赦免審査委員会を開いて、新年の特別恩赦対象者を審議したが、東亜日報によれば、その時点で対象者リストに朴前大統領は含まれていなかった。したがって、今回の特赦は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領直々の決定とみられる。
文大統領は特赦発表に際し、「赦免が考えの違いや賛否を超え、統合と和合、新時代の幕開けのきっかけになることを望む」と述べた。一方、朴氏は代理人を通して「文大統領と政府に深い謝意を表する」とコメントした。
朴槿恵氏の赦免・仮釈放は、これまでも度々話題に上ったが、「ろうそく革命に対する裏切りだ」との反発が強く実現しなかった。
韓国歴代大統領の悲惨な末路
韓国では、歴代大統領の多くが悲惨な末路を辿ってきた。
初代大統領李承晩(イ・スンマン)は、失脚後米国に亡命。朴正煕(パク・チョンヒ)は部下によって暗殺された。全斗煥、盧泰愚は、光州事件と不正蓄財で断罪され収監された。文大統領が慕っていた盧武鉉(ノ・ムヒョン)もまた収賄疑惑で捜査を受け、逮捕の直前に自ら命を絶った。続く李明博(イ・ミョンバク)も収賄などの罪で起訴され、2020年に刑が確定、現在服役中である。
なお、今回の特赦で李明博氏は、対象に含まれなかった。
李政権下で盧武鉉氏が自殺に追い込まれたことに対する恨みがまだ消えていないからであろう。
https://www.koreaworldtimes.com/jp/kwtp/wp-content/uploads/2021/12/KWT211226_02-601x400.jpg
カマラ・ハリス米国副大統領と歩きながら談笑する文在寅大統領 出典 ホワイトハウス
李在明への援護射撃が真の狙いか
文大統領がこのタイミングで特赦の決断をした思惑については、様々な憶測がある。
1つは、獄中の政敵に対する温情を見せることで、南北外交の不調や「K防疫」の失敗で下降気味の支持率を回復させようという思惑である。
もっと大きいのは、2か月半後に迫った次期大統領選挙の与党側候補、李在明(イ・ジェミョン)氏への援護射撃だ。