東京の女性アングラ劇団、本場ニューヨークを沸かす 「世界で通用すると…」受け継ぐ寺山修司・唐十郎の精神:東京新聞デジタル
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2025年2月28日 12時00分
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 東京の女性アングラ劇団が1月、演劇の本場・米ニューヨークで公演し、現地の演劇人らと交流した。アングラ劇団の渡米は異例だが、実は半世紀以上前に寺山修司のアングラ劇団が現地で公演していた。今回上演したのは寺山の名作「青ひげ公の城」。日本のアングラ劇の面白さを発信したいという一行の熱い思いは、万雷の拍手と歓声に結実した。(五十住和樹)

◆クラウドファンディングなどで渡米資金を調達

 渡米したのは、主に寺山作品を演じてきた劇団「プロジェクト・ニクス」。主宰の水嶋カンナさん(51)は、紅(あか)テントで知られる唐十郎さんの作品を扱う劇団「新宿梁山泊(りょうざんぱく)」に参加しており、その代表の金守珍(キム・スジン)さん(70)はニクスの舞台の大半を演出してきた。

 今回の公演は2年前、金さんが「日本のアングラ劇が世界で通用すると示したい」と売り込みに行ったのがきっかけだ。ニューヨークに拠点を置く非営利組織「ジャパン・ソサエティー」が、1月の演劇祭に招聘(しょうへい)。

(略)

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