大阪のオフィス街にマヤ・インカ文明の香り漂う「芝川ビル」　地下で味わうベトナム料理　建築を味わう - 産経ニュース
建築を味わう

2025/12/10 10:00　安田 麻姫

温かみのあるベージュの外壁が目を引く芝川ビル＝大阪市中央区（柿平博文撮影）

大阪市中央区伏見町のオフィス街に、独特な装飾が施されたレトロなビルがひっそりとたたずむ。かつて女子教育の学舎としても使用された「芝川ビル」。ジュエリーショップやヘアサロンなどのテナントが入る商業ビルへと姿を変え、今も多くの人に親しまれている。

大阪メトロ御堂筋線淀屋橋駅から徒歩約1分。周辺にオフィスビルが立ち並ぶなか、マヤ・インカ文明風の装飾をまとった温かみのあるベージュの建物が目を引く。

このビルは、不動産業を営んでいた芝川又四郎によって昭和2年に建てられた。京都帝国大（現・京都大）在学中、多くの美術展に足を運んだことで室内装飾や建築に興味を持つようになったという芝川。満州や上海などを訪れては、建築や土地を視察したという。ビルの建設中に米国を訪れた影響からか、当時米国で流行していたとされるマヤ・インカ文明風の装飾が採用され、室内や外観には幾何学的なデザインが施されている。

（略）

※全文はソースで。
https://www.sankei.com/article/20251210-ACWIDQKMWNLFRPT7WITRFFKCLU/