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「息子がジェットスターのオンラインチェックインしようとしたら、目的地がこのように表示された」画面には、成田空港発、「くそ」行きのチケット――SNS上でこんな投稿が話題を集めています。

 投稿したのは浦上早苗@経済×中国×教育@sanadi37さん。行先は本来「福岡」のはずですが、思わぬ変な表示に「福岡に何か恨みあんのか。」と驚いた様子です。

 この変な表示の原因は、どうやらWebブラウザの「翻訳機能」が勝手に動作したもののようです。成田空港の3文字コードは「NRT」と正しく出ていますが、福岡空港の「FUK」がまずかったのでしょう。Googleの翻訳機能を通すと、この3文字はチェコ語などで「クソ」を意味すると判定されます。

 かつて大阪府で英語を指導していた30代男性によると、英語でも4文字で綴られるこの単語、もともとの意味はかなり卑猥なもので、公の場所で使ってはならず、メディアでも必ずピー音で消される禁止ワード「four letter word(4文字語)」のひとつです。もっとも、実際の日常会話では日本語の「クソッ」「チクショー」くらいの悪態を意味するもの。それゆえ、翻訳ソフトでは「クソ」がよく当てはめられるといいます。

 福岡に限らず「フク」という漢字は英語圏にとってその類の単語に似ることから、それを含む苗字の日本人が風評被害に遭うことも。たとえば2008年に、元野球選手の福留孝介さんが米メジャーリーグへ移籍した際、「FUKUDOME」のスペルが放送禁止にあたるかもしれない、と現地メディアで(冗談半分で)取り上げられたこともあります。