浜松市の教師の男が男性が住むアパートのベランダに侵入したとして逮捕された事件について、浜松市の市議会議員が委員会で「異常な性癖」などと不適切な発言をしていたことがわかりました。

浜松市議会の市民文教委員会で不適切な発言をしたのは、市議会の議長を3度務めた柳川樹一郎市議です。

複数の出席者によりますと、教師の男が男性が住むアパートのベランダに侵入したとして逮捕された事件について、柳川市議は「異常な性癖。普通なら女性の家に入る」などと発言したということです。

これに対し一部の市議は「性的指向が犯罪につながっているように感じられる」などと問題視していて、5日 柳川市議は「性的指向について話したわけではない。誤解を与え反省している」と、釈明しました。

浜松市・柳川 樹一郎 市議　「性癖なんていうことは言っていない。だからそういうふうに捉えるからおかしい。ストレスのはけ口に万引きやオートバイでスピードを出す人がいたり、いろんな異常な行動をする人がいる（という趣旨）。例えが悪かったと私は反省しています」

柳川市議は不適切な発言について、議事録から削除するよう議会事務局に要請する方針です。

この発言をめぐり、浜松市に住むトランスジェンダーの鈴木げんさんは「撤回、謝罪するつもりがあるのか」など、詳しい説明を求める公開質問状を提出する方針です。

https://www.sut-tv.com/news/indiv/20262/