テレビ朝日の玉川徹さんが９日、コメンテーターを務める「羽鳥慎一モーニングショー」に出演。全米で話題を集めるＩＴ大手「アップル」社の預金サービスについて意見を述べた。

　アップルは４月から、米国内で年利４・１５％という高い金利の預金サービスを始め、開始４日で約１３００億円が流入。初週で約２４万口座が開設された。番組ではアップルがユーザーを同社の経済圏に囲い込むことで多種多様なデータを得られるようになり、一企業が個人の財務情報までを占有する危険性について解説した。

　これに玉川さんは「僕はリスクを分散させることで何か起きたときの被害を最小化させる考え方なので、マイナンバーカードは義務化されるまでは入るつもりない。何でもあそこに名寄せされていく怖さはあると思う」と個人情報のひも付けを警戒。自身はｉＰｈｏｎｅユーザーであるものの、「日本に導入されたとしても、やっぱりちょっと嫌。僕はＧｏｏｇｌｅのアカウントも持ってない。とにかく分散できるところは分散して、個人情報が抜ける可能性をなるべく少なくしたいと思ってる」と持論を展開した。

　玉川さんの発言にツイッターでは「さすが徹底してる」「『義務化されるまでマイナンバーカードつくらない』　この一言だけで今日の放送は意味があった」「危険だから当然ですよね。でもテレビでこれを言う人は貴重」などのコメントが相次いだ。

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