インターネット上のコメントで、『エアプ』という言葉を目にしたことはないでしょうか?
ネガティブなニュアンスのネットスラングですが、使い方を間違えなければ、コミュニケーションが盛り上がります。意味や使い方の注意点を例文付きで紹介します。
「エアプ」とは?意味と由来を解説
『エアプ』は、オンラインゲームやSNSなどで使われる『ネット用語』の一つです。日常会話やビジネスシーンではあまり耳にしない言葉なので、意味がよく分からない人もいるでしょう。

■知ったかぶりをする人のこと
エアプは、『エアプレイ(air play)』や『エアプレイヤー(air player)』の略です。ゲームにおいて、実際のプレイ経験がないのにもかかわらず、いかにも経験者のように振る舞う行為または人を指します。

英語のエア(air)には、『空気』や『空中の』という意味がありますが、エアプの場合は、『~のふりをする』という意味です。本来の英語の使い方にはない日本独自の表現である点に留意しましょう。

主に、オンラインゲームや動画配信、SNSなどで使われるネットスラングであるため、相手や場面をわきまえて使う必要があります。

■「エアプ」の由来は「エアギター」
エアプは、『エアギター』が由来だとされています。エアギターとは、ギターを持たずに弾きまねをするパフォーマンスで、エアギターの大会も存在します。日本では、お笑い芸人がエアギターをテレビで披露したことをきっかけに、人々に広く知られるようになりました。

次第に、エアが『~のふりをする』という意味に転じ、エアプレイやエア電話などの言葉が生まれていきました。エア電話は、あたかも電話をしているように見せる行為で、席を外したいときや相手との会話を切り上げたいときなどに使う人が多いようです。

また、『エア〇〇』のエアには、『架空の』『実体がない』という意味もあります。『エア恋愛』は架空の恋愛、すなわち恋愛を妄想することです。

つづき
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