中国で「世界最大の金鉱脈発見」と新華社報道。専門家は「話１/10程度に」とクギ [きつねうどん★]

**＠きつねうどん ★** 警備員[Lv.9][新芽] · 2024/12/06(金) 07:56:04.60

中国湖南省の地質研究所はこのほど、同省平江県の地下で「世界最大の金鉱脈を発見した」と発表した。国営新華社通信によると、金埋蔵量は1000トン以上をみられ、資源価値は6000億元（約12兆8000億円）が見込まれ、採掘に成功する可能性は「非常に高い」としている。しかし専門家らは今回の報道内容に懐疑的な見方を示している。

米FOXニュースなどは新華社の報道として、湖南省地質研究所が発見した金鉱脈は地下約2000メートルの深い地層で約40本あり、資源量は合計300トン以上と伝えた。新華社によると、さらに深さ3000メートルの地層には1000トン以上の金埋蔵量があるとしている。この地域は「王谷金鉱」と呼ばれ、中国で最も重要な鉱業拠点の一つとされる。

世界金協会のデータによると、中国は世界最大の金の産出国で、2023年には世界の産出量の約10％を占める370トンを産出した。また、ワシントン・ポスト紙によると、現在、世界最大の金埋蔵量があるとされるのは南アフリカ・ハウテン州のサウスディープ金鉱山で、その量は約930トンとされている。

新華社によると、世界的な不確実性により、中国では貴金属の需要が高まり、湖南省地質研究所は最新の発見が「中国の資源安全保障の保護に大きく貢献する可能性がある」と強調した。

実際、緊迫する中東情勢やウクライナ戦争の影響で、投資家はさまざまな地政学的リスクからの避難先として金に目を向けている。さらに、選挙後のアメリカの経済政策の方向性をめぐる不確実性やFRB（米連邦準備制度）の利下げ方針や、増大する国家債務の長期的軌道も、金への投資を後押ししている。

金先物価格は今年10月、年初来で32％以上、昨年比で38％以上も上昇し、史上最高値を更新し続けている。金1グラムは12月4日時点の小売価格は1万4000円前後で取引されている。

そんな中での今回の巨大金鉱脈発見の報道について、金市場や国際金融の専門家、豊島逸夫氏は三菱マテリアル公式サイトで連載する自身のコラムで、「中国、巨大金鉱脈発見報道の危うさ」と見出しを打ち、「中国の金鉱山を現地で見学したこともある筆者は、話10分の1程度に受け止めている」と警告した。

https://www.businessinsider.jp/post-298072

Ψ · 2024/12/06(金) 11:22:26.30

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