あまりに複雑なバキ裁判の経緯をまとめてみた、面倒くさい人は読まなくていいぞ

1999年 2001年アニメ版刃牙(以下、アニメ版)のアニメ化契約でフリーウィルに
     アニメ版の独占二次利用権が与えられ、板垣氏、秋田書店と
     共有のアニメ版の原作権、著作権が与えられる
2002年 板垣氏が漫画バキ(以下、漫画)の二次利用許諾権をフリーウィルに与える
2006年 契約期間満了でアニメ化契約が失効
2007年 FWD設立。フリーウィルの持つ漫画・アニメ版の権利がFWDに譲渡される
2008年 板垣氏の「アニメはそっちものだから」と事前承認の元、
      FWDがアニメ版の配信権を中央映画貿易に与える(2013年まで有効)
2011年 四者契約成立(1年ごとに自動更新)
      FWD独自の漫画・アニメ版の二次利用許諾権が許可される
      アニメ版の原作権、著作権が板垣氏、いたがきぐみ、秋田書店、FWD共同なのを確認
2011年? 「バキ連載20周年を盛り上げるため」と板垣氏の要請で
      FWDのサイトにアニメ版バキのキャプチャが使われる
2013年 FWDが中央映画貿易の配信権を2020年まで延長する
2014年 四者契約を更新しないことをいたがきぐみが表明
2015年2月 四者契約失効。
2015年3月 いたがきぐみが中央映画貿易を無許可配信と見なし、配信停止を求める通達
2015年5月 いたがきぐみがFWDウェブサイトから削除を求める仮処分を申立
2016年2月 削除を認める仮処分決定
2016年7月 バキの新作アニメ発表
2016年?月 板垣氏、いたがきぐみがFWDのアニメ版配信権許可の無効化、
        FWDサイトのアニメ版キャプチャ使用禁止などを裁判所に訴える
2019年 裁判判決。FWDにアニメ化契約失効後に
     アニメ版の独占二次利用権はないものとされ、
     それ以降は原作権者の板垣氏の許可が必要とされる
     また板垣氏の許可があっても四者契約失効までとされ
     FWDウェブサイトは著作権侵害とされる
     四者契約失効前にFWDが許可した中央映画貿易の配信は認められる