日本に昔からある宗教観は万物に魂が宿っていて、それらが日本人を守ってくれる多神教的な考え方だと思うんだけど、つまり自然と神が同一視されているのかなと思ってる。
山の神さま、海の神さま、川の神さま、我々に食料を与えてくれたり、住む家、着る服、様々なものを与えてくれる反面、災厄をもたらす事もある。
地震、雷、火山の噴火、台風、土砂崩れ、山中で野生動物に襲われる事もあると思う。
自然(=神)は優しくもあり、恐ろしくもあり、畏怖の念を持って接する。それが日本人と自然(=神)との距離感なのかなあと思う。
原作知らないし作者もよく知らないけど、ここに出てくる妖怪はなんとなくそういう「われわれのすぐ近くにいる神さま(守ってくれるが、恐ろしくもある)」みたいな感じなのかなあと思ってる。