トムス、バルコム、広島マツダ、マツダの4社は8月30日、広島市西区観音新町にモビリティ・エンターテイメントの聖地となる「ひろしまモビリティゲート(名称仮)」に向けた事業ビジョンと、広島県下の自動車関連企業を中心とした共同準備室「ひろしまモビリティワールド共同準備室」を設置することについて4社で合意したと発表した。
4社はこれまでに、広島県が実施した広島市西区観音新町にある現広島FMP開発事業用地の利活用に係る事業提案募集に、トムスを代表法人とする「ひろしまモビリティゲート(名称仮)アジア圏随一の“モビリティ・エンターテイメントの聖地”」が採択され、以降、提案事業を具現化するための方策を協議・検討してきた。

 広島県に提案した事業計画では「アジア圏随一の“モビリティ・エンターテイメントの聖地”」をコンセプトに、屋内でのEVカートレースや球体スクリーンによるVRコンテンツ、フォーミュラーカレッジといったモビリティを中心とした体験の提供、カーディーラー、飲食などのテナントの導入、アウトドアアクティビティで活用できる緑地の設置、野外イベントの実施などにより、新たな観光名所として国内外から観光客などを呼び込むとともに、MaaSや次世代モビリティの実証実験など、最先端のモビリティ研究にも活用を目指すとしている。