両棟をデッキでつなぐという。完成時期は2031年頃を見込んでいる。八丁堀地区では広島YMCAなどを含む一帯が再開発され。地上15階、16階、28階のビル3棟が2028年度に完成する方針で、ここにもオフィスや住居、商業施設、さらには教育施設などが入る予定だ。

紙屋町の商業ビル「サンモール」を中心とした一帯の再開発を計画する準備組合も発足していて、最大で地上50階建てビルの建設を検討。富士見町では「ヒルトン広島」の建設が進められていて、今秋には支配人が22年秋の開業を目指すと公表し、地元を中心に約270名の新規雇用を計画していることも明らかにした。

さらにエリアを広げると、広島駅の南口では「広島東郵便局」が建替えられ、2022年秋頃に20階建ての「JPタワー広島」が完成。オフィスや店舗、駐車場が入る予定だ。

日本郵便が手掛ける複合施設には東京や名古屋、広島にある「KITTE(キッテ)」が有名だが、「KITTE広島」が生まれるかもしれない。

なお、現在は広島駅も再開発の真っただ中で、25年の春に始業施設やシネコン、ホテルなどが入る地上20階の新駅ビルが開業する。2階には広島電鉄の路面電車が効果で乗り入れ、駅前の公園も整備する方針だ。駅近くの旧JR広島支社も再開発の対象になっていて、26年ごろまでに方針が示されるという。