https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20220608/6010014222.html
森林資源が豊富な能代市に、広島県に本社がある大手製材会社が新たに工場を建設することになり、8日現地で起工式が行われました。

能代市に工場を建設するのは、広島県呉市に本社がある大手製材会社「中国木材」です。

8日は能代市扇田にある県の工業団地で起工式が行われ、会社や県、市の関係者などおよそ80人が工事の安全を祈願しました。

工場は、2年後、令和6年の稼働を目指していて、製材工場や原木置き場、それに木材を燃料とするバイオマス発電施設などを整備し、能代港を活用して国内外の木材流通の拠点を目指すということです。

また、250人の従業員のうち210人を県内から採用したいとしています。

中国木材の堀川智子社長は「円安で相対的に輸入の木材が高く国産材が有利になっている。国産材を使いたいという客の要望も多いが生産が追いついていない状況なので能代工場で早く生産できるようになればいいなと思っている」と話しています。