沖竜次の話

前述の三輪彰はその数日前に高須賀と国際放映の食堂でバッタリ会って話をしたという。

彼は「掛け持ちはしたくないが結婚したばかりで稼がなきゃいけないんです」と言っていたという。

三輪は「掛け持ちはしない方がいいんじゃないか」と軽く否定したが、もっと強く言っておけばよかったと後悔したという。

三輪は「夜の配当」というドラマを高須賀主演で撮っていたのである。高須賀忍こと沖竜次、最初で最後の主演作品は翌65年に全4回で放送されたようである。

石井輝男監督は僕の映画を受けてれば
亡くなることはなかったのにね。

なんかこう虫の知らせみたいな
そんなんがあるんだよね。
人間の死というのは死ぬ前になにか
メッセージがあると言うか 
そこで決断や運命が変わるということも
あるのかもしれない。

スズメバチに3回刺されても
死ななかった自分を褒めてやりたい。