>>622
多分貴方は誤解しているよ。

この件では、国の方が消防庁長官通知として、
団員の基本報酬を年36500円を基準に引き上げろと言ってきているのが発端。
(一方的に通知するだけで、国からの財政的な支援は一切なし。)
因みにその時、安芸高田市の団員基礎報酬は32000円。

しかし本来、この通知により国が救済したい社会課題は、団員のなり手不足の解決であって、
そのために団員の報酬を改善しろ、というのが趣旨。

けれども、この通知の結果、地方自治体の負担は増えることになり、
石丸執行部がそうしたように、定員を減らすとか、団長以下役員の報酬額を大幅に減額するなど、
結果として、団員の人数が増えるどころか、課題解決に逆行する状況に陥るのではないかと、問題視されていた。

そこで、山本(数)議員としては、
「現行の報酬額は4町合併の際、十分な協議を経て決定されたものであって、
そういった歴史的背景もあり、また、地方分権へと改革された背景趣旨を踏まえ、
財政等の独自性という観点から、国の通知は突っぱねて、現行の報酬額を維持するべきじゃないか?」
というような論点の質問を展開した。

実際、消防庁通知では、

「年額報酬の額については、基準に定める標準額を上回る報酬額が適切でないという趣旨で
はなく、基準の適用日前に標準額を上回る報酬額を定めている場合には、本通知の処遇の改
善を図るという趣旨に照らして検討すること。(原文まま)」

と明記されており、石丸執行部の解釈に間違いがあることは明白と言える。
そして、その間違った解釈のまま、執行部が説明した周ったことも問題として、議員から指摘されている。

山本(数)議員の指摘は、実は社会的に大きな問題となっていた良い論点に触れているのは確か。
なかなか、いい線いっていると見ている。

私の結論としては、石丸市長は、山本議員はじめ関係者と協力しながら、「なり手不足」の解決に臨みつつ、
全国の市町村長会で議題に挙げ、(一方で議会は全国議長会議で議題に挙げ)周辺市町とも団結し、
国と課題解決に向けた協議の場を持つなどが、最善だったのではないか?
と考えている。

以上