対案って別に示さなくても問題ないよ。
たとえば、大麻吸っている人に「やめなさい」って止めるのに、
対案として、もっと気持ちよくなるドラッグ紹介するのか?(笑)
極端な例だけど。

おかしな判断をしている相手に、修正案だして制止するだけでも実は問題ないのよ。
対案っていうけど、本来候補地探しは、執行部の事務。ざっくりいうと、それら事務を監視したり、予算として認めるかどうかが、議員の議会での仕事だから。
勿論、対案として、候補地を議員から提案することも出来るけれども、「反対するなら対案出せよ」などと強要されるものでもないし、
対案を必ずださなければならないとする法的根拠もない。

しかも今回の場合、候補地という選択肢以外にも、防災壁を設けたり、県と協力して山側を土木整備したりして、土地自体はそのまま再利用で建て替えという選択肢もある。
小学校の教室も児童減少であまっているから、改造して移設するという選択肢もあろう。

安芸高田市一番の市街地から、子育てに最重要なインフラを撤去するということは、将来の住民の生活や都市計画に影響があるだけに、
住民説明会を十分開催するなどして、上記のような選択肢も含む比較検討がどうなされたのか、住民にどのようなニーズがあるのか、丁寧にすり合わせる必要があったのではないか?

市長擁護するコメントでは「5キロ位」という距離を軽んじる発言も見受けられる。
けれども、その5キロがどういう道順での5キロなのかも、住民サービスの観点から考慮が必要なのは明白。税金を使うのだから。
多くの利用者の仕事場と反対方向への5キロと、そうでないのとでは、その行政サービスとしての利便性は全く異なるでしょ。
他にも、公園設置の要望が市長にあったようだけど、それが何件あったのか?実際に計画に反映させる必要がある規模での市民ニーズなのか、その根拠も市長は一切示さないじゃない。

もっと、話し合う必要があるんじゃない。住民置き去り、田んぼアート跡地ありきの計画、私としてはそんな印象だね。