https://www.sankei.com/article/20211105-A5PI6HB4L5JUNDTANFDAAXTWOU/
2021/11/5 10:05


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COP26の会場付近で演説するグレタ・トゥンベリさん=1日(ロイター)

スウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥンベリさん(18)は4日、英北部グラスゴーで開催中の国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)を、先進国による「環境配慮に見せかけたごまかしの祭典」だと批判した。ツイッターに投稿した。

グレタさんが問題視しているのは「カーボンオフセット」と呼ばれる制度。企業などが削減できなかった温室効果ガスを、植林や太陽光発電設置など国内外での排出削減活動などで埋め合わせることができる。グレタさんは3日の投稿で、カーボンオフセットは発展途上国の土地搾取のリスクがある「偽善」だとし、会議の場でオフセットの文言が「渦巻いている」と非難していた。

各国政府や業界団体の排出削減目標について、自ら削減するのではなく、オフセット利用による「実質ゼロ」を前提に議論が進んでいることに不満を表明したとみられる。グレタさんは会議に合わせてグラスゴー入りしていた。(共同)