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2021年11月16日20時56分

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天安門事件当日、軍の車両を取り囲む学生たち=1989年6月、中国・北京(AFP時事)




 【北京時事】中国共産党は16日、第19期中央委員会第6回総会(6中総会)で11日に採択した「党の100年奮闘の重大成果と歴史的経験に関する決議」の全文を公表した。決議は、11日の総会コミュニケでは触れなかった1989年6月の天安門事件について、「動乱」との見解を変えず、民主化運動の武力弾圧を正当化した。文化大革命(66〜76年)については、発動・指導した毛沢東の「誤り」を認め、81年の歴史決議を踏襲した。


 決議は全7章、約3万6000字で構成。このうち、毛が率いた「革命」と「建設」の時代は計約5500字、トウ小平と江沢民、胡錦濤両氏の3人が率いた「改革開放と社会主義現代化建設」の時代は約4100字。これに対し、習近平総書記(国家主席)が就任した2012年以降の「中国の特色ある社会主義新時代」は1万9000字余りに達した。