https://www.jiji.com/jc/article?k=2021112100371
2021年11月21日19時14分




 立憲民主党代表選に出馬している逢坂誠二元首相補佐官と泉健太政調会長は21日の札幌市での共同記者会見で、北海道寿都町などで進められている高レベル放射性廃棄物(核のごみ)処分地選定のための「文献調査」に慎重な立場を示した。


 衆院北海道8区選出の逢坂氏は「日本で高レベル放射性廃棄物を地下貯蔵できるような場所は学術的にあるとは思えない」と指摘。泉氏も「観光や農作物に対する影響も考えると、現時点では核のごみを受け入れ難いという(道の)条例を順守していくべきだ」と語った。
 一方、小川淳也元総務政務官は「極めて難しい問題だ」と是非には踏み込まず、西村智奈美元厚生労働副大臣も「私たち全員の問題として議論する場などを設けて解決策を模索していく以外にない」と述べるにとどめた。