https://www.jiji.com/jc/article?k=2021120500186
2021年12月05日09時59分




 【ワシントン時事】オースティン米国防長官は4日、中国軍機による台湾の防空識別圏侵入など活発化する軍事活動について、台湾有事を念頭に「リハーサルのように見える」と述べ、警戒感を示した。西部カリフォルニア州での講演で語った。
 質疑応答で中国が台湾に侵攻した場合の対応を問われると、オースティン氏は「台湾が自衛能力を向上、維持するのを支援する」と述べるにとどめた。米国が軍事介入するかどうかの言及は避け、歴代米政権が踏襲する「一つの中国」政策を維持する方針を改めて示した。