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2021年12月08日14時48分

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サウジアラビアに配備された米地上配備型迎撃ミサイル「パトリオット」=2020年2月、リヤド(AFP時事)




 【ワシントン時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は7日、イエメンの武装組織フーシ派による断続的なミサイル攻撃にさらされているサウジアラビアが迎撃ミサイルの不足を訴え、米国に緊急供給を要請していると報じた。サウジは米国製の地上配備型迎撃ミサイル・パトリオットを配備している。


 米当局者らによると、サウジは過去数カ月間、毎週十数発の弾道ミサイルや無人機による攻撃を受けてきた。大半はパトリオットで迎撃に成功。ただ、バイデン米政権が米軍のパトリオット部隊など一部戦力を中東から撤収したために防備が手薄になり、迎撃ミサイルの備蓄数が危険水準にまで低下しているという。
 サウジ政府は米国に迎撃ミサイル数百発を売却するよう要請。カタールなど湾岸諸国や欧州諸国にも備蓄の一部を譲渡するよう求めているという。