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毎日新聞 2021/12/10 21:47(最終更新 12/11 00:14) 574文字




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ハンカチを手に笑顔を見せる斎藤佑樹=札幌ドームで2021年10月17日午前9時17分(代表撮影)

 今季限りで現役引退したプロ野球元日本ハム投手の斎藤佑樹さん(33)が10日、「株式会社斎藤佑樹」を設立したと、自身のインスタグラムで発表した。

 斎藤さんは「どこかに所属して面倒を見てもらうというよりは、自分で自分の道を切り開いていくんだという気持ちで、まずは会社をつくってみようと思いました。会社もできちゃったし、やらなきゃまずいでしょって自分を奮い立たせていこうと思います」とつづった。



 今後の活動について、テレビ出演などのオファーはありがたいとした上で、「ただ会社をつくってやりたいと思っていることはちょっと別にあって。野球人生のなかで感じてきた問題意識のようなものがいくつもあるので、それに対してなんらかできることがないかを考えて、カタチにしていきたいと思っています」と記した。「やりたいと思っていること」については、野球選手やスタッフ、野球を見る人の環境づくり、けがと向き合う時のメンタルの管理、小中高生の育成、選手のセカンドキャリア、地域との関係性などを例に挙げた。

 斎藤さんは東京・早稲田実高3年だった2006年夏の甲子園決勝で田中将大投手(現・楽天)を擁する北海道・駒大苫小牧高を引き分け再試合の末に破り、優勝した。マウンド上で折りたたんだ青いハンドタオルで汗をぬぐう姿が注目され、「ハンカチ王子」の愛称で人気を博した。【村社拓信】