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毎日新聞 2021/12/19 19:50(最終更新 12/19 19:50) 361文字




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公衆トイレ(左奥)を直撃したとみられる落石(右手前)=甲府市提供

 奇岩や渓谷美で知られる甲府市の昇仙峡沿いの市道で19日午前、落石があり公衆トイレが半壊している、と地元観光関係者から市に通報があった。市によると、市道は渓谷沿いの遊歩道になっているが、けが人はなかった。18日夜から19日朝にかけて落石したとみられ、市は遊歩道の一部を通行止めにして原因の調査や安全確認を進めている。

 市によると、渓谷を流れる荒川に一辺の長さが最大約5メートルの落石とみられる岩があり、遊歩道上にも一辺約1・5メートルの岩があった。公衆トイレは壁などが壊れ、荒川に落ちた岩が直撃したとみられる。



 市は、主峰「覚円峰」や「夢の松島」付近を含む遊歩道約1キロを通行止めとした。期間は未定で、上流の「仙娥滝」付近は通行できる。

 昇仙峡では自然に発生する落石も多く、市は観光客らに注意を呼び掛けている。【田辺佑介】