https://www.cnn.co.jp/business/35181579.html
2022.01.04 Tue posted at 18:30 JST



(CNN) 独メルセデス・ベンツは、電気自動車(EV)のコンセプト車「ビジョンEQXX」を発表した。1回の充電で620マイル(約1000キロ)走行できるとうたっている。このコンセプト車はまた、食品廃棄物などの革新的なリサイクル素材や環境に優しい素材を採用している。

メルセデスによれば、走行距離は実際に運転したものではなくコンピューターのシミュレーションを基にしたものだとしている。もしこの走行距離が正しければ、環境保護局(EPA)の試算によれば、EQXXはトヨタ自動車のハイブリッド車「プリウス」の満タンの走行距離を上回ることになる。プリウスの走行距離は588マイルとなっている。EQXXの走行距離はディーゼルエンジンの「シボレー・サバーバン」が28ガロン(約105リットル)の燃料で走行できる644マイルに近い水準ともなっている。EPAによれば、EQXXは、米国で現在入手できるEVのあらゆる車種よりも、はるかに走行距離が長い。

メルセデスは走行距離について今春にも実際の運転試験のデモを実施する計画だ。

メルセデスは2025年までに自動車販売の半分をEVにし、30年までに事実上すべての自動車販売をEVに移行する考えを明らかにしている。

メルセデスによれば、EQXXのバッテリーや電気モーターの技術、一部の機能について、24年にも自動車製造に採用する計画だという。


◆Video
メルセデス、EVのコンセプト車「ビジョンEQXX」発表
https://www.cnn.co.jp/video/20898.html
2022.01.04 Tue posted at 16:40 JST