https://www.sankei.com/article/20220131-FTY2TBBBW5OYXAYMM6Q7ORIC4I/
2022/1/31 12:54



静岡県湖西市立中で昨年11月にいじめ防止対策推進法の「重大事態」に認定される事案があり、生徒側の被害の訴えから2年半かかっていたことが31日、同市教育委員会などへの取材で分かった。生徒は部活動で無視されるなどされ、不登校になったという。

市教委は、令和元年5月に生徒の保護者から相談があったが、保護者の要望で本人から聞き取りができず判断に時間がかかったと説明。生徒が30日以上欠席していたことなどから昨年11月に重大事態に認定し、第三者委員会を設置して調査を始めたという。生徒は既に卒業している。

生徒の母親は共同通信の取材に「(学校側に)要望はしていない。娘は担任に直接話していた」と市の対応を批判。生徒は、うつ病と診断されたという。