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毎日新聞 2022/2/2 19:29(最終更新 2/2 19:29) 496文字




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自民党本部=東京都千代田区で

 自民党の外交部会などは2日、「佐渡島(さど)の金山」の世界文化遺産登録に向けて、登録の可否を決める世界遺産委員会の委員国への働きかけや、韓国の主張に正々堂々と反論することなどを求める決議をまとめ、松野博一官房長官らに提出した。

 決議は政府による推薦について「政府の決断を高く評価し、強く支持する」と表明。「かつて朝鮮半島出身者の強制労働の現場だった」などとする韓国の主張に対しては「まさに我が国に対する誹謗(ひぼう)中傷ともいうべきものであり、到底看過することはできない」と反論した。



 その上で、登録実現に向け、遺産委の委員国や国際的な専門家への働きかけを積極的に行うことや、「韓国独自の主張には間断なく事実に基づいて正々堂々と反論する」ことを要求。内閣官房に設置されたタスクフォース(作業部会)が地元自治体などと協力し、反論するための材料を集め、理論武装するための強力な体制を早急に構築するよう求めた。

 佐藤正久外交部会長は首相官邸で記者団に「(登録まで)1年半という短期決戦で、しっかり体制をとらないといけない。新潟県、佐渡市と調整して早いうちの現地視察を考えたい」と述べた。【畠山嵩】