https://www.jiji.com/jc/article?k=2022020201015
2022年02月02日20時06分




 熊本県産のアサリで産地偽装の疑いが生じている問題を受け、大手スーパー「イトーヨーカドー」を展開するイトーヨーカ堂(東京)が熊本県産の販売を休止していたことが2日、分かった。「イオン」を運営するイオンリテール(千葉市)は在庫を売り切った上、5日から中国産に切り替える。


 ヨーカ堂は1月下旬、産地偽装の疑いが報道で浮上した直後に売り場から回収。代わりに北海道産や愛知県産を販売している。
 イオンリテールは「偽装が確定していない」(広報担当)として販売を継続中。ただ、取引業者が仕入れを熊本県産から中国産に変更するため、熊本県産の販売は今月4日までになるという。
 国内のスーパーに並ぶアサリは、この季節はほとんどが熊本県産。春になると順次、愛知県などに産地が切り替わる。