バイデン米大統領は23日、ロシアのプーチン大統領がウクライナ東部での軍事作戦を発表したことを受けて声明を発表した。全文は以下の通り。

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 今夜、ロシア軍によるいわれのない不当な攻撃に苦しむウクライナの人々に、全世界の祈りが捧げられている。プーチン大統領は、破滅的な人命の犠牲と苦しみをもたらす計画的な戦争を選んだ。この攻撃がもたらす死と破壊は、ロシアだけに責任がある。米国と同盟・友好国は団結し、断固とした対応をとる。世界はロシアに責任をとらせる。

 私は今晩、ホワイトハウスから状況を注視し、安全保障チームから最新情報を入手する。明日朝には、G7(主要7カ国)の国々と協議する。その後には、ウクライナと世界の平和と安全に対する無用な攻撃をしたことに対し、米国と同盟・友好国がロシアにさらなる代償を科すことを発表するため、米国民に向けて話をする。

 また北大西洋条約機構(NATO)同盟国とも連携し、同盟国に対するあらゆる侵攻を抑止するため、強力で一致した対応をとる。今夜、私とジル(夫人)はウクライナの勇敢で誇り高き人々のために祈っている。(ワシントン=高野遼)

朝日新聞 2022年2月24日 13時38分
https://www.asahi.com/articles/ASQ2S4G4JQ2SUHBI01D.html?ref=tw_asahi