夏の参議院選挙に向けた自民・公明両党の選挙協力をめぐり、自民党の茂木幹事長は公明党が候補者を擁立する兵庫など5つの県の県連幹部と会談し、公明党への推薦に理解を求め、県連側も受け入れる考えを示しました。

自民・公明両党は調整が難航していた夏の参議院選挙に向けた選挙協力をめぐって11日、幹事長らが会談し、互いの候補者に推薦を出し合う方向で調整を進めることで合意しました。

これを受け、自民党の茂木幹事長と遠藤選挙対策委員長は12日午後、公明党が候補者を擁立する埼玉、神奈川、愛知、兵庫、福岡の5つの県連の幹事長らと会談しました。

そして、これまでのいきさつを説明したうえで、選挙の勝利に万全を期したいとして、公明党への推薦に理解を求めました。

これに対して県連側は受け入れる考えを示し、自民党の候補者が落選しないよう十分な支援を求めました。

会談のあと兵庫県連の藤田孝夫幹事長は「全体を考えることは当然なので協力せざるをえないし一生懸命やらせていただくが、丁寧に説明や調整を進めていく必要がある」と述べました。

自民党は来週にも5つの選挙区での公明党への推薦を正式に決めたいとしています。

NHK 2022年3月12日 18時31分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220312/k10013528271000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_004