韓国の朴振(パクチン)外相の就任後初めての訪日が、18~21日ごろの日程で最終調整されていることがわかった。林芳正外相と会談し、日韓関係の懸案となっている戦時中の元徴用工をめぐる問題などについて議論する。

 複数の日韓外交筋が明らかにした。5月に発足し、日韓関係の改善を掲げる尹錫悦(ユンソンニョル)政権で外相に就いた朴氏は、元外交官で日本への留学経験もある。林氏とは政権発足の前日にソウルで会談している。今回の会談で朴氏は、韓国側での徴用工問題の解決に向けた取り組みを説明し、意見を交わすとみられる。

 朴氏は6月中に訪日する意向だったが、韓国の調査船が、両国が領有権を争う島根県の竹島(韓国名・独島)周辺で海洋調査をしたことに日本側が反発。徴用工問題などについても韓国側で具体的な動きがなく、参院選の前に機微にふれる歴史問題を扱う外相会談を開くことに岸田政権側が慎重な姿勢をとったため、先送りされた経緯がある。

 韓国外交省は徴用工問題の解…(以下有料版で、残り338文字)

朝日新聞 2022/7/8 5:30
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