5/20(月) 7:33配信 現代ビジネス
https://news.yahoo.co.jp/articles/041afee814f4284b11c0063872c88496ac0de0eb

党本部がひっそり厳重注意処分

 日本維新の会に所属し、次期衆院選で福岡11区から出馬する予定の村上智信氏(54)が、党本部から厳重注意処分を受けていたことが、『週刊現代』の取材でわかった。村上氏本人が取材に対して事実関係を認めた。


 村上氏は経産官僚を経て、2017年の衆院選に福岡11区で希望の党から出馬したものの、対抗馬である自民党の武田良太元総務相(56)に敗北。21年の前回衆院選にも、無所属で挑んだが、落選した。

 昨年10月から、維新の福岡11区支部長として活動し、次期衆院選への立候補を予定している。

 そんな村上氏がなぜ処分を受けるに至ったのか。維新関係者が明かす。

 「ウェブサイト『福岡県民新聞』に今年2月に掲載された〈元市議会議長と商工会会頭告発される〉という記事をプリントアウトしたビラを、お金を払って雇った人たちを使って、地元の豊前市内で大量に配ったのです。党本部からの聴取後、厳重注意処分が下されたが、対外的には公表してない」

若い男がビラを持って、近所をウロウロ
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 問題の記事は豊前市元市議会議長の磯永優二氏(68)と豊前市商工会議所会頭のB氏と第三セクター企業の関係を扱ったもの。当の磯永氏はこう主張する。

 「我々が背任横領したなどと書かれているが、全くの事実無根の怪文書です。我々が刑事告訴されたとも書かれていますが、背任横領について、誰一人聴取を受けていない。さらし者になってしまうので、資料を揃え、弁護士を通じ豊前署にも意見書を出した。そんな名誉毀損になるような問題のあるビラを村上氏は地元で配ったのです」

 磯永氏が、この件に気づいたのは、3月9日のことだった。

 「家内が夕刊をとるためにポストを見に行ったらビラがはいっていた。付近を探していたところ、若い男性が自転車に300枚ほどのビラを入れて配り歩いていた。事情を聞くと『村上さんに日当9000円で、2日間頼まれている』と。男にその場で村上氏に電話をさせた。私は、村上氏の対抗馬である武田良太の後援会顧問をしています。しかし、なぜ村上氏が、私を攻撃するような行動をとるのかわからないし、何の得になるのか。村上氏本人にも尋ねましたが、『別の人に頼まれたが、誰に頼まれたかは言えない』ということでした」

 その後、パトカーが通りかかり、男は警察に引き渡されたという。

 「その後も、別の人物によってビラが市内で配られました。衆院選に挑む候補者がやることとは到底思えません。直後に、維新の馬場伸幸代表(59)に会う機会があったので、直接抗議もしましたが、それ以来、維新からの連絡はありません」(同前)

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