今日も歩いている

掌に乗かっちまうほど 小さくなったこの地球に
安堵の地など何処にもないものを
人はそれを求めて 今日も歩いている

時が歩みを追い越して行くのに
人はそれとは気付かずに
今日も歩いている
そして人は知らず知らず老いていく
地球の片隅で老いていく