貸金業者に個人情報漏らす=巡査部長を逮捕−神奈川県警

警察が持つ個人情報を漏らしたとして、神奈川県警は3日、地方公務員法(守秘義務)違反容疑で県警伊勢佐木署巡査部長、戸高建吾容疑者(46)=横浜市中区大平町=を逮捕した。
県警によると、容疑を認めているという。見返りに金品を受け取っていなかったか調べる。
同容疑者は暴力団事件の捜査を担当していたという。
 
県警監察官室によると、戸高容疑者は今年3月10日ごろ、県警の照会センターなどから不正に得た氏名や住所などの個人情報を、横浜市中区の無登録貸金業者の70代男に漏えいした疑い。
 
県警が6月、風営法違反(無許可営業)容疑でこの男を逮捕し、携帯電話を分析。戸高容疑者とのメールのやりとりから、男が金を貸す相手に関する個人情報が県警から漏えいしていることが発覚した。
 
男とは3〜4年前、別の事件で参考人として聴取したことで知り合い、1〜2年前から連絡を取り合うようになったという。
 
花家憲也監察官室長の話 警察の信頼を著しく損ねる行為で誠に遺憾。今後の捜査結果を踏まえ、厳正に対処する。(2016/10/03-23:15)

▽引用元:時事ドットコム 2016/10/03-23:15
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016100300828&;g=soc