同じ九州である2024の開催地の鹿児島も開催は考慮すべきだろう

強豪で知られる熊本県立大津高校サッカー部の男子部員が、去年先輩から全裸で土下座をさせられ写真を撮られるいじめを受けていたことがわかりました。県教育委員会は「重大事態」として詳しく調べることにしています。

また、男子部員が保護者とともに取材に応じ「我慢の限界だった。学校の対応には納得していない」と述べ、学校側の対応についての調査を求めました。

熊本県教育委員会によりますと、去年1月、大津高校が全国高校サッカー選手権に出場した際、宿泊先で当時1年生の男子部員が先輩から呼び出され、先輩にあだ名をつけたとして謝罪を要求されたということです。

男子部員は服を脱ぐよう指示され、全裸で土下座をさせられたうえ写真を撮られたということです。

ことし7月に男子部員が担任に相談して発覚し、高校がほかの部員などに聞き取りを行っていじめがあった事実を把握したということです。

県教育委員会は今回のいじめを「重大事態」として第三者委員会を設置し、詳しい事実関係や学校の対応に問題がなかったかなどについて調べることにしています。

大津高校サッカー部はいじめがあった時に出場した全国大会で準優勝し、ことしも同じ大会でベスト4になった強豪校です。

大津高校の西野俊一郎副校長は「本人や保護者に対して多大な苦痛を生じさせたことは申し訳なく思う」と話しています。

一方、このいじめについて、学校側が把握したのはことし7月でしたが、県教育委員会に正式に報告したのは先月29日だったということです。

西野副校長は「正確な情報を報告しようと丁寧に事実関係を調べていたため県への報告が遅れてしまった」としています。

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