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不動産開発大手、中国恒大集団創業者の許家印氏=2017年(AFP時事)

 【北京時事】中国紙・第一財経日報(電子版)は16日、不動産開発大手・中国恒大集団の経営危機をめぐり、創業者の許家印氏が7月以降に同社の資金繰り支援のために投じた私財の総額が70億元(約1250億円)を超えたと報じた。

 同紙によると、許氏は個人資産の売却や株式を担保にした借り入れで資金を捻出。金融商品の支払いや従業員の給与、社債の利払い、中断していた工事の再開費用に充てた。またロイター通信によると、許氏は香港の豪邸2軒を担保にオリックスの現地子会社から資金を調達したという。

 恒大は不動産管理や電気自動車(EV)の子会社、香港のオフィスビル売却を模索しているが、進展はない。同紙は消息筋の話として「許氏が個人的に工面した資金が恒大の命綱だ」と伝えた。

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