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ふれあい動物園にいるカピバラ=平塚市提供

 2019年に半年ほど逃げ回った後、神奈川県平塚市総合公園ふれあい動物園に引き取られたカピバラについて、市は公開に向けて準備を進めると発表した。

 カピバラは藤沢市の女性に飼われていたが19年6月に逃げ出し、湘南エリアを半年余り放浪した。本名は「チョコ」だが、各地で目撃されると、子どもたちは「カッピー」と呼び、話題になった。19年末に大磯町で捕獲されたが、体長は1メートル以上で、元の飼い主が引き取り先を探した。

 20年1月にふれあい動物園が引き取ったが、人になつかないため、公開を見合わせていた。ようやく飼育員に慣れてきたことから、市は同園への指定寄付金の一部約500万円の補正予算をつけて、公開用スペースを整備することにした。

 公開時期は人への慣れ具合を見極めながら検討する。来年春には公開できるよう、整備工事は今年度内に完了する。名前は公開後、公募する予定だ。【本橋由紀】

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