「私はまわりと協調して生きることができない。それが日本に帰りたくない理由の一つです」
ことしのノーベル物理学賞に選ばれたアメリカ・プリンストン大学の真鍋淑郎さん(90)。受賞決定直後の記者会見でのこの発言に、会場では大きな笑いが起きました。

しかし、私たちは一緒に笑っていてよいのでしょうか?

偉大な科学者が口にした「日本への苦言」。この重いことばにどう向き合うのか。
京都大学の総長や日本学術会議の会長も務めた、霊長類・人類学者の山極壽一さんにその受け止めを聞き、ともに考えます。
(報道局社会番組部チーフディレクター 西山穂)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211214/k10013386041000.html