中国のネット上に6日、「なぜ日本人はこれほど中国文化を愛するのか」と題する文章が掲載された。

■漢詩

文章は日本における漢詩や書道、漆器について紹介したもので、最初に挙げた漢詩については「古典に目を通すと日本には『懐風藻』『凌雲集』などの漢詩集があることが分かる」と説明。
「日本で多くの作品が生まれたことは中国の影響と極めて深い関係がある」とし、「漢字が伝わった日本では宮廷から漢学ブームが巻き起こった。
中国の詩歌は唐の時代に発展の全盛期を迎え、日本ではその学習が大いに奨励された」と紹介した。

さらに、日本からの遣唐使にも触れ、「詩歌は中国との交流に不可欠な教養だった」とした上で、現存する日本の漢詩集で最も古い「懐風藻」からは当時の日本が韻律(いんりつ)などの面で平易なレベルにあったことが分かると指摘。
そして、後の時代の作品には日本人の進歩がはっきりと見て取れるとし、「例えば『日本の李白』とたたえられる(江戸時代の)梁川星巌の詩だ」と説明した。

文章はこの他、白居易が日本で愛される理由についても「作品の分かりやすさから日本人にとっては最良の『入門教材』」「作品の数が多い上、内容の幅も広く、学習材料にしやすい」「作品の中の美学的価値が好まれている」と分析している。
https://www.recordchina.co.jp/b841000-s0-c60-d0063.html