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(左から)連合の芳野友子会長、立憲民主党の泉健太代表、国民民主党の玉木雄一郎代表

 立憲民主党の泉健太代表は27日、東京都内で開いた党大会のあいさつで「本予算への反対が、政権を目指す野党のまっとうな姿勢だ」と述べた。政府の2022年度予算案に賛成した国民民主党を念頭に置いた発言とみられる。

 泉氏は「権力の暴走を防ぐ立憲主義を掲げ、自民党が長年放置し、悪化させてきた社会課題の解決に向け、政策の優先順位を根本的に変えようとしている」と述べた。

 これに先立ち、国民の玉木雄一郎代表の祝辞が読み上げられた。玉木氏は祝辞で、昨年の衆院選で両党が個別に連合と結んだ雇用のセーフティーネットの実現など5項目の政策協定に触れ、「5項目の政策の重要性は今も変わりない。その実現へ両党で切磋琢磨(せっさたくま)しよう」と呼びかけた。

 来賓で招かれた連合の芳野友子会長は「参院選で幅広い有権者から評価を得られる社会像を明確にし、与党に挑んでほしい」と激励した。参院選に関する支援には言及せず、「連合も政策・制度の実現に向け引き続き連携を図る」と述べるにとどめた。

https://mainichi.jp/articles/20220227/k00/00m/010/088000c