韓国で製造されたゴマ油から発癌物質が検出された。

韓国の食品衛生当局である食品医薬品安全処(食薬処)は8日、食品製造・加工業者である韓国食品の製品「ケソンごま油」からベンゾピレンが基準値を超えて検出されたとし、該当製品の販売中断と回収措置を命じたと明らかにした。
ベンゾピレンは人体に蓄積すると癌を誘発して突然変異を起こす環境ホルモンである。

国際癌研究所(IARC)はベンゾピレンを1群発癌物質に分類している。主に食品を加熱または調理するとき、主成分である炭水化物、脂肪、タンパク質が不完全燃焼することで生成される。

ベンゾピレンの許容基準は2.0μg/kg以下だが、今回リコール対象となった「ケソンごま油」からは6.0μg/kgのベンゾピレンが検出された。基準値の3倍だ。

食薬処は、賞味期限が2023年8月17日で、内容量が1.8Lの該当製品を回収対象として指定した。
食薬処の関係者は「該当製品を迅速に回収するように措置した」とし、「該当製品を購入した消費者は摂取を中断し、購入先に返品を要求すること」を要請した。

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