「おう。。ようやく"電磁波"対策が具体になったのか。なるほど。」

東京都・小池百合子都知事のツイッターが2022年4月6日深夜に投稿した文章だ。これまで都の政策を淡々と伝えてきた小池氏のツイッター。突然のラフな口調に、ユーザーからは「急にキャラ変した」「本当に小池知事本人か?」などの声が相次いでいる。

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小池百合子都知事(2017年撮影)

「中の人の誤爆」「乗っ取り」疑う声も
「都の新年度予算は、高校生提案の事業を2つ初採用。子供が外遊びを楽しむきっかけを作る動画の作成・発信。視覚障害者等が駅を利用しやすくなるよう先進技術等を活用した案内誘導など。事業の実現に向けて取り組みます」(22年4月6日21時57分のツイート)
小池氏はこれまでツイッターを通じ、新型コロナウイルスの病床使用率や都の政策などを伝えてきた。その文章は、どれも淡々としたものだった。

そうした中、小池氏のツイッターは7日0時前、ロシアからの攻撃を念頭に、北海道に「電子戦」を想定した部隊の配置を検討しているというニュースに「おう。。ようやく"電磁波"対策が具体になったのか。なるほど。」と反応。

突然のラフな口調でのツイートに、ユーザーからは「急にキャラ変した」「本当に小池知事本人か?」「どうしちゃったんだよ」などと驚きの声が聞かれた。中には、小池氏のアカウントを管理する「中の人」がいて、その人物が投稿するアカウントを間違えた(誤爆した)のではないか、小池氏本人が「誤爆」をしたのではないか、あるいはアカウントの乗っ取り被害にあったのではないかなどと疑う人もいた。

元秘書都議「『中の人』などいません」
こうした声に反応したのが、小池氏の衆議院議員時代に秘書を務めていた都民ファーストの会・尾島紘平都議だ。7日、ツイッターで「このツイートが誤爆ではないか、裏アカと間違えたのではないかと話題になっていますが、元秘書として言わせてもらうと、小池さんはもともとこんな感じですよ。最近は影を潜めていましたが」と投稿した。

尾島都議は、小池氏が国会議員時代にEMP(電磁パルス)攻撃の危険性を取り上げていたことから、今回のニュースに反応したのではないかと推察。そして「『中の人』などいません」と断言した。

投稿は小池氏本人のものなのか。J-CASTニュースが7日、東京都政策企画局の広報担当者に取材すると、ツイッターは小池氏が個人でやっているもので、投稿内容について「関知していない」とした。

投稿は7日14時現在も消されていない。そうした中、7日12時55分に小池氏のツイッターが更新された。議員時代に衆院予算委員会でEMP攻撃を取り上げた際の動画を紹介したもので、次のような一文が添えられていた。

「2011年の衆議院予算委員会での質問なのだ」

https://www.j-cast.com/2022/04/07434849.html