テレビ朝日局員の玉川徹氏が5日、同局系「羽鳥慎一モーニングショー」に出演し、Z世代のテレビ視聴に思わず「じゃあ、見んなよ」とぐちをこぼした。

 「Z世代」とは10代から20代前半の若者を指す。ライター・編集者の稲田豊史氏は消費者であるとともに「拡散者」であることがポイントと説明した。

 Z世代はドラマや映画で「倍速視聴」「ネタバレ」も許容しているとされている。スタジオで唯一のZ世代である同局の森山みなみアナウンサーも「ネタバレ視聴します」と告白。映画・ドラマなどで、主要な登場人物や動物が死ぬシーンが精神的につらいため「あらかじめそういうシーンがあるかチェックして覚悟をして見る」と説明した。

 玉川氏は「作り手」の立場でコメント。VTR編集のためには倍速で見ることもあったと認めた上で「どこでどういう風に心が動いたかっていうのが一番うれしい」と語った。

 稲田氏は、Z世代は、玉川氏のような言葉は「作り手のエゴだ」と感じていると説明。玉川氏は「エゴだって言われちゃうと泣きそうになる」と衝撃を受けた様子で語った。

 続けて「テレビだって、どんな見方をするかは視聴者次第なんですよね。だけど『エゴだエゴだ』って言われちゃうと…『じゃあ、見んなよ』って」と腕を組んで不満顔。羽鳥アナは「『見んなよ』まではいかないんですけど、『ほぉ』っていうのはちょっと思うかもしれません」とフォローしていた。

https://www.daily.co.jp/gossip/2022/05/05/0015275189.shtml