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戦勝記念日の式典で演説を行うロシアのプーチン大統領(ロイター)

 ロシア政治を専門とする筑波学院大・中村逸郎教授が13日、MBSの情報生番組「よんチャンTV」(月~金曜後3・40)に出演。「ロシア軍はあと2、3カ月しかもたない」と大胆予想した。

 中村教授は戦況について、「ロシア軍は自滅というところです」と第一声。9日の対独戦勝記念日のプーチン大統領の演説について、「事実上の敗北宣言だった」と語った。

 中村教授は「ロシア国防省は兵士の犠牲者は1351人と発表してるんですね。で、プーチン大統領は演説で犠牲者が出ていることに初めて言及し、その家族に対し、『ロシア国民みんなで支えていこう』と言ったんですね」と説明。その上で、「ということは、1351人っていうのはちょっと違和感があって、もっともっと犠牲者が出ているんじゃないかということで。ロシア国内でいろんな情報が出ているんですが、最大で2万人近い人たち、兵力全体ですれば25パーセント近くが失われているという情報が出ているわけですね」と伝えた。

 ロシア軍は厳しい状況にあると指摘した上で、兵士の士気について、「どんどん下がる。そういう情報も入ってくるので“怖い”ということです」と解説。「ですから、事実上の敗北宣言ということは、もう戦えないということをプーチン大統領自身が暗に宣言したと捉えています」と述べた。

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