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5日、今年の夏に参議院選に出馬予定の作家の乙武洋匡さんが、自身のnoteを更新。

6000万以上かかるという選挙費用の資金援助をお願いしました。

■タイトルは「寄付のお願い」
「寄付のお願い」というタイトルで書かれたnoteの出出しには「お金をください」という言葉が。

金額の多少に関わらず多くの人は汗水たらして働いてお金を手にしているからこそ、「誰かにそんなお願いするのは、とても勇気がいります」と心情を記しつつも、「厚顔無恥なお願いを、私はみなさんにしなければなりません」と切り出しました。

■参議院選挙に必要な費用とは...
これまで、メディアを通じてメッセージを発信するという活動によって「多様性ある社会」の実現を目指してきた乙武さん。人生の後半戦は「法律をつくる」「予算を決める」といった手段を通じて多様性ある社会の実現を目指そうと決意したのだそう。

しかし、そのスタートラインに立つには、議席を獲得することが必要で、選挙で当選することが必要。そして、それには多くのお金が必要らしく、選挙に関するサイトによると、選挙の種類や地域・選挙区の規模などによって大きく異なるものの、「参議院選挙では6,000万円以上が必要」とも言われているのだとか。

■「東京都選挙区」はなかでも資金が高額
参議院選挙は、選挙区が都道府県単位と広いため、どうしても必要な資金も高額になるらしく、なかでも乙武さんが立候補を予定している「東京都選挙区」は、全選挙区のなかで最も人口が多く、島嶼部なども含まれるため、「1億円あると余裕を持って戦える」とも言われているのだそう。

もしも乙武さんが国政政党からの候補者であれば、選挙費用も政党に負担してもらえるのかもしれませんが、“無所属”という道を選んだため、選挙資金も、すべて自己責任といいます。

■「必ずや国会での行動でお返しすることを約束します」
そうは言っても「とてもではないけれど、私ひとりで負担できる金額ではありません。本当にお恥ずかしく、情けないかぎりなのですが、みなさんに助けを求めなければなりません」と助けを求めた乙武さん。

「どんな小さな額でも構いません。サポートいただけるだけで本当にありがたいと思っています。みなさんからいただいたご支援を、必ずや国会での行動でお返しすることを約束します」と決意を表明しました。そして最後には「みなさんのご支援、どうか、どうか、よろしくお願い致します」と締めくくっています。

今回の投稿には様々な意見が寄せられており「少しですが協力させていただきます。頑張ってください!」「少額で申し訳ありませんが、少数派の私からも、エールを送ります」という肯定的な意見のほか、「お金下さいの前に肝心なことを書かなきゃ。何に使うかとか、政策とか、最近の政権の評価とか、能力の裏付けとか」「公示前の選挙活動にあたるのでは?」といった指摘や疑問の声も確認できます。

(文/fumumu編集部・丸井 ねこ)

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