[モスクワ 18日 ロイター] - ロシア国防省は18日、極超音速ミサイル「キンジャル」を搭載した戦闘機「ミグ31E」3機を同国の飛び地・カリーニングラードに配備したと発表した。国営のインタファクス通信が伝えた。

戦闘機は24時間体制で任務に就くという。

カリーニングラードは、北大西洋条約機構(NATO)および欧州連合(EU)加盟国のポーランドとリトアニアの間に位置するロシアのバルト海沿岸の飛び地。ロシアのウクライナ侵攻を受け、この地域では緊張が高まっている。

フィンランド国防省は同日、ロシアのミグ31戦闘機2機がロシアから150キロ離れたフィンランド湾に面するポルボー市付近で領空侵犯を行った疑いがあると発表していた。

米国務省のプライス報道官は、米政府がロシアからの資産再配置に関する発表を認識しているとし、この動きについて防衛と抑止が目的とされているようだが「ナンセンスだ」と指摘。「ロシアはNATOからの脅威に直面していない。フィンランドや他のどの国からの脅威にも直面していない」と語った。

https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-russia-warplanes-idJPKBN2PO1VH