「在日3世」の私が韓国に移り住んで「驚いたこと」
私は日本で生まれた「在日3世」で、いまは韓国に移り住んでいる。

いま思えば、日本に住んでいた12年の間、朝鮮学校の民族教育で学んだ歴史観は嘘ばかりだった。が、当時はそれしか情報がなかったから、そのまま鵜呑みにしていた。

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大人になってから、日本の常識で生きるようになってから、本当のことを知るようになった。

日韓の“本当のこと” photo/gettyimages
韓国の歴史や、日韓の歴史について、世界ではなにが“本当のこと”とされているのかを勉強し、これまで自分がいかに間違ったことを教えられてきたかを思い知らされた。

その後、私は韓国に移り住んだ。

すると、韓国では再び捻じ曲がったことをたくさん聞かされることになり、うんざりすることがまた増えたのだ。

「君の発言は敵ばかり作る」と言われて…
何も考えず気楽に住むのであれば、問題はないだろう。しかし、知らなすぎる人たちに出会うと、どうしても黙っていられなくなることが多い。

韓国での友人は、「君の発言は敵ばかりを作る」と言うが、仕方がない。本当のことを言わないと、未来につながる発展性のある会話ができないのだから。

そんな韓国は、世界でもトップクラスのネットのインフラが整った国の一つだ。

あまりにも無造作、無計画に回線を引くものだから江南(カンナム)でも1本路地に入ると使用されてないネット回線が垂れ下がり、歩行の際、頭をかすめる光景は韓国の風物詩のひとつと言えよう。

筆者は韓国に移住して、11年ほどになる。日本でのネット検索エンジンは2000年以降Googleを主に使ってきた。Googleで検索すると世界のあらゆる情報が溢れかえっているからだ。

一方で、韓国では2012年のYahoo撤退以降、ネイバーが主流検索エンジンとなっている。

筆者も最初はすすめられるままネイバーで検索し情報をみていたが、筆者が知っている情報とは違った内容を発見することが目に付いた。特に「日韓の歴史に関しては日本と真逆の情報ばかり」だと思うことがあった。

韓国エリートが「日本批判のオンパレード」…!
それもそのはずで、韓国人があげた情報ばかりが出ているのだから当然といえば当然だ。別にネイバーが悪いわけではない。ちなみに、数年前までGoogle検索でネイバーの情報は上がってこなかったが、最近はネイバーの情報もGoogle検索で引っかかるようになっている。

そんな韓国に移り住んできてから、筆者が韓国の大手新聞社の記者たちと話をしていて、驚かされることも多い。大手新聞社の若手記者といえば有名大学卒で、韓国ではエリートである。

それが、「日韓問題」「慰安婦」「徴用」「竹島」などの話題になると、史実をないがしろにした日本批判のオンパレードを語りだしたりするのだ。

そんな記者たちが語る日本批判は、反日教育で得た知識を前提にしたものが多いことにもウンザリとした。今の時代、スマホでググればどんな情報も出てきて事実確認できるのに、すぐに調べればわかるような事実さえ間違っている記者がいたのには閉口した。

私が、みずからの見解として65年基本条約から何度も日本は公式に謝罪をしていること、徴用は原告が韓国の左派弁護士団体の民弁の誘導で起きている問題であることを説明すると、そんなことには耳を貸さずに“日本大批判”を繰り広げるばかりであったり……。

いまや韓国は「先進国になった」、「日本を超えた」と息巻いているが、エリートたちの実情を目の当たりにすると、果たしてそうだろうかと強烈な違和感を抱かざるを得ない。そして、筆者は情報を得る時に、いまでは韓国ではGoogleしか使わなくなった。

後編記事『「在日3世」の私が、韓国に移り住んでわかった「韓国は日本を超えた」発言への“強烈すぎる違和感”』では、さらに韓国で直面したおかしな現実についてレポートしよう。

https://gendai.media/articles/-/98817