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盛岡八幡宮例大祭で3年ぶりに行われた流鏑馬神事で矢を放つ「射手奉行」=盛岡市で2022年9月16日、山本晋撮影

 盛岡八幡宮例大祭(盛岡秋まつり)は最終日の16日、流鏑馬(やぶさめ)神事が行われた。射手が馬上から矢を的中させると、馬場沿いの見物客から歓声が上がった。

 14日の山車運行と同じく、新型コロナウイルス感染拡大の影響で2回の中止を挟んで3年ぶりの開催となった。

 同祭の流鏑馬は江戸時代の17世紀から行われている神事で、藩主の南部家から伝わる様式は「南部流鏑馬」と呼ばれる。

 境内に設けられた長さ230間(420メートル)の馬場に三つの的が設けられ、華やかな衣装に身を包んだ3人の「射手奉行」が、疾走する馬上から次々と矢を放った。

 的中するたび見物客が拍手を送り、「久しぶりに見られてよかった」「馬に乗りながら的を射る技は本当にすごい」などと喜んだ。【山本晋】

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