27日、立憲民主党の辻元清美議員と旧統一教会との接点が明らかになった。

ちょうどそのころ、安倍元首相の国葬開催が迫り、武道館周辺では、一般献花に訪れた人たちで大行列。
デモ隊が近づくなど、緊迫したムードに包まれていた。

そんな状況の中で行われた、岡田幹事長の会見。

立憲民主党・岡田幹事長「新しい話で、一番下の辻元清美議員のところです。誘いを受けて出席して、同行した秘書と2人分の会費2,000円を支払ったと」

辻元議員は、民主党政権時代の2012年4月、旧統一教会の関連団体の勉強会に秘書と一緒に出席。
2人分の会費2,000円を支払っていたことを明らかにした。

辻元議員は、自身のブログなどで、当時の領収書を公表。
そこには、「WFWP大阪10連合会」と書いてあった。

WFWPとは、教団の関連団体「世界平和女性連合」のこと。

辻元議員はブログで、「勉強会の主催が、領収書に書かれていたWFWPとは、事前に認識していませんでした」と説明。
関連団体とは知らなかったと釈明した。

超後出しともいえる公表となった、辻元議員。
なぜ、このタイミングでの公表となったのだろうか。

辻元議員は、2021年の衆院選で敗れ議席を失ったが、2022年7月の参院選で当選し、国政に返り咲いた。

8月に初登院した時には、真っ白なスニーカー姿で意気込みを語った。

辻元議員「真っ白な初心の気持ちで、新しい参議院という場で頑張っていきたい」

そして、自民党議員の旧統一教会との関係を、徹底的に追及する姿勢を見せていた。

辻元議員「きちんと膿(うみ)を出し切ることを自民党が率先してやっていただいて、国民の前に明らかにすべきだと思う」

辻元議員は、その後もたびたび、SNSなどで旧統一教会問題について言及。

(辻元議員のツイッターより)「自民党と統一教会の闇は深い」、「安倍元総理は統一教会と深い関係があったのでは? でも調査もせず全額国費『国葬儀』?」

国葬の案内状の画像を投稿し、「欠席します」と表明していた。

9月に行われた沖縄県知事選の応援メッセージでは、教団との接点が指摘された候補を強く非難していた。