縄文時代と聞いて真っ先にイメージするような、「竪穴住居」を自作して週末に住んでいるという猛者の投稿が、ツイッターで大きな話題になった。

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住み心地は...?(画像は週末縄文人さん提供)

これは、ツイッターユーザーの「週末縄文人」(@wkend_jomonjin)さんが、2022年8月23日にツイッターへ投稿した写真だ。

ハッシュタグ「#多分私しかやってない」を添えて、写真といっしょに投稿した呟きがこちら。

「現代の道具を使わずに竪穴住居を作り、週末そこで暮らしてる。穴はとがった棒で堀り、木は3日かけて作った石斧で切った。ちなみにサラリーマンである」
専門家でもない会社員が、棒と石斧で竪穴住居を作った......!? にわかには信じがたい。

写真をよく見てみると、歴史の教科書で見たような、組んだ木に笹をかぶせて屋根にした見事な家が建っている。中の様子も、まるで縄文人がここで生活していてもおかしくないくらいのリアルさだ。

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自作した竪穴住居の内観(画像は週末縄文人さん提供)

もちろん、縄文時代には人の手でこのような家を建てていたのだろうし、それが居心地の良い住処だったのだろうけど、より快適に違いない家がある現代において、便利な道具を使わずそれを作り上げる情熱はどこから来るのだろう。

筆者は26日、投稿者の週末縄文人さんに詳しい話を聞いた。

夢は江戸時代までたどり着くこと
週末縄文人さんは、「現代の道具を使わず、自然にあるものだけでゼロから文明を築く」をテーマに、YouTubeチャンネル「週末縄文人」やSNSで発信を続けている会社員2人組。趣味や考えが近い会社の同期どうしだという。

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文明の利器には頼らない!(画像はYouTubeのスクリーンショット)

活動テーマに則って、ライターを使わずに火を起こし、石を磨いて作った斧で木を切るなど、かつて使われていた技術を自分たちで習得しながら文明までの道のりを辿ることを目指している。

今回、注目を集めた竪穴住居づくりもその一環だ。