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線路上に三脚が落下か。

ホームは混乱し、怒声が飛び交う事態になった。

10月8日、千葉県にあるJR南流山駅で撮影された映像。

ホームに鳴り響く警報音。

列車に遅れまで生じた騒動の原因は、いわゆる“撮り鉄”による迷惑行為だった。

迷惑行為の目撃者「(ホームは)すごく緊迫した雰囲気で、ざわついていた。『止まっちゃったよ』や、『なんで落とすんだよ』みたいな」

この日、駅のホームには多くの撮り鉄たちが集まっていた。

お目当ては、6年前に廃止された寝台特急「カシオペア」の車両を使った臨時列車。

目撃者によると、ホームでは点字ブロックの外側にはみ出して撮影する撮り鉄もいたという。

そして、あろうことか、カメラの三脚を線路内に落としてしまったというのだ。

その様子を見ていた人が、危険を察知して非常停止ボタンを押した。

突然の警報音にホームは騒然。

ホームからは、「止まっちゃったよマジで」「ダメだって!」という声。

赤色灯が点滅する中で停車するカシオペアの車両。

こんな状況下でも、列車を写真に収め続ける撮り鉄たちの姿が見られる。

混乱するホームに駅員が現れ、非常停止ボタンにかけ寄るが、警報音は鳴り続けたままだ。

迷惑行為の目撃者「三脚をすごくホームのギリギリまで持っていったり、ホームの端にある柵の上に上ったりして撮ってる人もいた。罵声も飛ぶこともあった」

現場では、1人の男性が周囲の人に体を支えられながら、ホームから身を乗り出すようにして線路に落ちた三脚を拾おうとしていたという。

落下した三脚は、周辺にいた人たちが拾ったとみられる。

迷惑行為の目撃者「大きな迷惑が掛かるので、きちんとマナーを守って、最低限のモラルは守って撮ってほしいと同じ撮影者として思う」

列車に5分の遅れが生じ、その後、運行は再開したということだ。

https://www.fnn.jp/articles/CX/429226